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※お断り(本小説に登場する人物・内容は全てフィクションです) 「消されたソフト」 (一) 昭和二十年八月、神奈川県・厚木基地に日本人には見慣れない濃いサングラスをかけコーンパイプを咥えたまま降り立った、アメリカ軍最高司令官「ダグラス・マッカーサー元帥」は第二次世界大戦の連合国側が発した「ポツダム宣言」の受諾によって「無条件降伏」した敗戦国日本の占領・統治の全権を託されていた。 「マッカーサー」の任務は、連合軍最高司令官として、連合国間で取り交わされた日本占領に関わる国際事項の処理であったが、アメリカ本国政府から与えられた極秘指令の実行もあった。 「マッカーサー」は連合国総司令官としての表向きの任務とは別に、アメリカ本国から重大な任務を命じられていた。 わずか一枚にタイプアップされた「極秘指令文書」は「マッカーサー」の秘書の薄いかばんと共に、機関銃を取り付けたジープ、装甲車のものものしい先導の中を、占領軍総司令部(GHQ)として接収済みの皇居脇のビルに入っていった。 本格的米軍の日本進駐と共に、「マッカーサー」の占領統治は本格的且つ確実なテンポで推進されていった。 連合国総司令官として、戦勝連合国間の利害を調整し、日本国内を占領統治する作業は「マッカーサー」にとって何の問題も無い作業であった。 今や、第二次世界大戦終結の最大の功労者の地位と、圧倒的軍事力に加え唯一「人類最強の兵器・原子爆弾」を手にした世界最強の国家アメリカにとって、計画の実行を妨げるものはなかった。 国際公約に基づく占領計画の実行は、「マッカーサー」にとっては心地よい任務でさえあった。 「大統領執務室」とも見紛うGHQの奥まった執務室で、最高司令官が考えにふけるのは、本国より与えられた「米国による日本占領プログラム」の実践手段を静かに検討する時であった。 本国の指令は簡潔であった。 「占領プログラム」 占領後の日本国は、以下の国家たらんよう指導・再構築する。 一.将来とも、民主主義的国家である事。 二.将来ともアメリカ合衆国にとって友好国である事。 三.前三項を実現した後も、アメリカ合衆国を凌ぐ国力(国際国家間におけるリーダーシップ)を有する国家であってはならない。 「マッカーサー」は、自らに与えられた真の任務は唯一最大「占領プログラム」の第三項と理解していた。 民主主義国家である事も、将来もアメリカの友好国であるべき事も容易であるが、決してアメリカを超える国家たらしめてはならないという条件は、前二項との大きな矛盾を含んでいたからである。 真の民主主義からいえば、日本がアメリカを凌ぐ国家になる自由もまた保障されていなければならないからである。 その矛盾を克服せねばならないロジックも、本プログラム作成の中枢である「ペンタゴン=米軍最高司令部」作成の、ルーズベルト大統領署名の膨大な資料と共に「マッカーサー」に報告されていた。 (2)に続く) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 人気blogランキングへ |
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TBありがとうございます。興味深い話しですね。 |
Taitom 2005/08/20 20:48 |
プログラムについて |
かず 2007/01/12 13:25 |
つたないフィクションをきっかけに、多くの人が |
おっさん 2008/02/23 08:38 |
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