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zoom RSS 【おっちゃんの言い分】 2016年/3月編

<<   作成日時 : 2016/03/01 08:25   >>

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 【真犯人はどこに?】

 「1年の計は元旦にあり」という言葉を信じ、1月、2月は怒り心頭に達するような出来事にもあえて“イチャモン”を付けないよう、穏やかに噛みつくよう心掛けてきたが、そんな“おっちゃん”の願いも空しく、毎日のように悲惨な殺人事件、幼児虐待、重大交通事故、不正などが起きていて、太宰治でなくても今後の日本社会に対する「漠然とした不安感」は否めない。

 東北の復興事業に係わる談合事件などを知ると、血税で行う復興事業を食い物にして不正な利益を得ようとする輩に対して怒り心頭、厳罰を望む声も無く、単なる公正取引違反として業務改善命令で済ませてしまう事異議を唱えない静けさを見ていると、「被災地の一日も早い復興」、「日本人の絆」などというお題目は「嘘じゃねェ」と言いたくなる。
 
 女性の活躍推進や待機児童問題の解消が叫ばれる中、保育所の入園選考にもれた母親が率直な心境をつづったインターネット上の匿名ブログ「保育園落ちた日本死ね!!!」は、同様の問題で働きたくても働けない日本中の母親の怒りを代弁した、強烈な一刺し(ロッキード事件で「蜂は一度刺したら死ぬ」という、いわゆる「蜂の一刺し証言」で、故 田中角栄元首相を有罪に追い込んだ、元首相秘書、榎本敏夫被告の夫人だった 榎本三恵子さん以来かな?)で、話題となってついに2月29日の衆院予算委員会でも取り上げられた

 民主党の山尾志桜里氏の「ブログの内容をどう思うか」という質問に対して、安倍晋三首相は、「匿名である以上、実際本当に起こっているか、確認しようがない」などと述べた。

 “おっちゃん”はこの答弁を聞いて、「ああ、安倍晋三は、一億総活躍も、女性の活躍促進も、低所得者の生活向上も嘘なんだなぁ選挙の票目当てだったかぁ」と思った。

 安倍晋三の答弁の趣旨は、「ブログの内容は嘘かも知れない」と言っているのと同じだ。

 まともな人間なら、このブログの投稿者が当事者でなくても、当事者の代弁者だったとしても、日本中に1人ぐらいブログの内容と同じ経験と怒りを持っている人間が居るであろう事ぐらい想像できるだろう

 一人でも現状に怒りを持ている人間がいると想像出来たら、その怒りの内容の是非について答弁するのが政治家の姿勢だろう。

 もっとも、そこに攻め込んでいけない野党の無能さは、安倍晋三に優るとも劣らないものだから、民主と維新の合併なんて呉越同舟の泥船で、2,3年後には空中分解だろう。

 安倍晋三にとっては、匿名の一母親の怒りの言葉など、歯牙にも掛ける必要のない象に立ち向かう蟻一匹」と思っていて、人を小馬鹿にしたような答弁で薄ら笑いを浮かべていたが、“おっちゃん”は安倍晋三は意外に重大なミスを犯したのではないかと思っている。

 彼は、保育園に子供を預けたくても預けられない、預けていても高い保育料に苦しんでいる日本中の母親を敵に回したのだ。現にネット上では安倍晋三の答弁に対して反発が炎上の前のチロチロ炎のような感じになっている。

 “おっちゃん”の恋人(年の差70)も元気に保育園に通っていて、毎日給食のお替わりをしているようだが、もし彼女がどこの保育園からも弾かれていたら、彼女のママの現在の仕事と、家族のライフスタイルはどうなっていただろうと思うと、決して匿名ブログのママさんの怒りは他人事ではない

 久々に日本社会に放たれた「怒りの一刺し」が生きるか死ぬかは、日本中の幼児を抱えるママさん達が、彼女の怒りと安倍晋三の返答に、次回選挙で「一票の一刺し」をどう使うかに掛っているが、安倍晋三が2月29日の答弁を後悔する事を願う

 枕の話が長くなってしまったが、今回“おっちゃん”が一番気になったのは、栃木の女児殺害初公判、勝又被告が無罪主張という出来事だ。

 事件は、栃木県今市市(現・日光市)で2005年12月、小学1年だった吉田有希(ゆき)ちゃん(当時7歳)が下校途中に連れ去られ、殺害された事件で、殺人罪に問われた同県鹿沼市、無職勝又拓哉被告(33)の裁判員裁判の初公判が29日午前、宇都宮地裁(松原里美裁判長)で始まった。

 勝又被告は罪状認否で「殺してません」と述べ、無罪を主張した

 検察側は、勝又被告の供述を基に状況証拠を積み重ねて起訴に踏み切ったが、弁護側は「勝又さんを犯人と結びつける証拠はうその自白のみ」などと主張、自白の信用性と任意性が最大の争点となる。

 起訴状によると、勝又被告は05年12月2日午前4時頃、茨城県常陸大宮市の林道で、有希ちゃんの胸をナイフで多数回刺し、失血死させたとされる。
 
 検察側は冒頭陳述で、「自白の内容は信用性がとても高く、重要な証拠」と強調。「被告と犯人を結びつける客観的事実が多数存在する」と述べた。

 【争点1 Nシステム

 検察側は勝又被告と有希ちゃんの遺体の遺棄現場との結びつきについて「車のナンバーを追跡するNシステムにも被告が2日深夜に自宅方面から遺棄現場方面まで往復している記録が残っている」と指摘。一方、弁護側はNシステムの設置場所は宇都宮市内の3か所。遺体発見現場に行ったと推測するのは乱暴すぎると主張

 【争点2 猫の毛

 かわいがっていた猫が裁判の争点の一つとなった。検察側は「遺体についた猫の毛が被告人が当時飼っていた猫のものと矛盾しない」と主張。一方、弁護側は「人間と違い、猫のDNA鑑定については科学的に実証されていない。同じグループの猫と言えてもまったく同一である』とはいえない」と主張。

 【争点3 “謝罪”の手紙

 検察側は勝又被告が有希ちゃん殺害を自白した後、母親に対して“事件”を起こしたことを“謝罪”する手紙を書いていたことを明らかにした。
 
 弁護側は、別件で最初に逮捕された偽ブランド事件についての“謝罪”で、「虚偽の自白調書を作らされてしまったこと」についての謝罪の意味も含まれると主張。

 7歳で小学1年の有希ちゃんの命が奪われてから10年あまり。有希ちゃんの母親は事件後、亡くなった。どんなにか無念だったろう
 
 状況証拠を積み重ね、犯人は勝又被告以外にいないと立証しようとする検察側に対し、勝又被告が無理やり自白を強要されたとする弁護側。自白の信用性が争点となる裁判で裁判員は難しい判断を迫られることになっている。

 凶器に使われたナイフや有希ちゃんの衣類はゴミ収集で処分したと供述。犯行に使ったと見られる白いセダン車やランドセルも処分している。

 著名弁護士は、「本人の自供頼りで、裁判で殺人について、絶対の有罪に持って行ける物証がない。死体遺棄罪は3年の時効が成立しており、もし、腕利きの弁護士がつき、裁判で勝又が『誘導尋問に引っ掛かった』と供述を翻すと、どうなるかわからない状態」とコメントしている。(読売オンライン2月29日、他)

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   【おっちゃんの言い分

 無抵抗な幼児を誘拐、殺害するという犯罪は、殺人と言う犯罪の中でも最も憎むべき犯罪であり、犯人の逮捕、極刑は残された遺族に取っては最低限の心の区切りだろうが、吉田有希ちゃんが殺害されて10年もの間迷宮入りとなっていた
 
 “おっちゃん”が、特にこの事件に関心があったのは、小学校5年生から中学2年生までの間、吉田有希ちゃんが短い人生を過ごした日光市・今市(旧今市市)に住んでいたからだ
 
 東照宮のある日光の手前の町で、日光街道の杉並木と自然に囲まれた正に田舎そのものの、およそ誘拐や殺人とは無縁の静かな町だった。
 
 当時の子供達は歩いて東照宮まで遊びに行ったりするくらい日光に近く、冬は男体山降ろしが冷たく雪もよく降ったが春には自然が一斉に息吹き、夏は午後2時頃の定例雷と昆虫だらけの周辺山林と川泳ぎ、秋は校庭の花壇で風に揺れるコスモスと山々の紅葉・・・、子供時代を過ごすには最適の環境だった。
 
 そんな素晴らしい環境は、今でも充分残っている。

 吉田有希ちゃんもきっと毎日自然の中で楽しい日々を過ごしていただろうに、突然その将来を全て奪われ彼女を愛する全ての人達の前から消えてしまったこの事件は、特に心が痛んだ
 
 勿論、今市警察署も栃木県警も執念の捜査を続けていた事は、折に触れ報じられていた。

 子を持つ親でもある捜査員達なら、生かしてはおけない犯人という気持ちに違いなかったろう。逃げ果せれば、再び同じような被害者が出るこの可能性もある。

 2006年8月には、犯人逮捕に結びつく情報に対し、200万円の懸賞金もかけられた。
 
 必死の捜査にも係わらず事件から10年が経って、 偽ブランドの販売に係わる商標法違反で逮捕されていた勝又拓哉容疑者が、有希ちゃん誘拐・殺害容疑について、「有希ちゃんが夢に出てくるから自供したい」と事件について供述したとして、栃木、茨城両県警の合同捜査本部が置かれている栃木県警今市署での2014年6月3日開かれた会見で、「慎重かつ粘り強い捜査を継続し、自信を持って逮捕するに至った」と栃木県警の阿部暢夫(のぶお)刑事部長が発表した。

 一方で、「逮捕まで長期間を要し、ご遺族にご心労をおかけし、多くの県民の皆様にもご心配をおかけしたことをおわびする」とも述べた。

 然しながら、自供して直ぐに勝又拓哉容疑者は自供を翻し公判に入ると無罪を主張している。

 検察側と弁護側との争点は前述の通りだが、真実はまだ分からない

 今後の法廷で検察側からどのような決定的証拠が示されるのかは不明だが、現時点では「慎重かつ粘り強い捜査を継続し、自信を持って逮捕するに至った」と言っていた割には、全てが状況証拠の積み重ねであって、一般市民である裁判員にとっても現時点での情報から有罪か無罪かの判断をするのは、相当困難な状況だろうと思う

 “おっちゃん”が裁判員でも、現時点でのデータだけでは100%胸を張って「彼が犯人に間違いない」と自信を持って言い切る勇気はない

 検察側の最大の弱みは、自白は強要されたものだという本人、弁護側の主張を完全否定する手段を持たない(あるいは、持っていても出せない特別な理由)ようで、弁護側の「罪を認めれば刑が軽くなると言われたので、つい自白を誘導された」という主張は、「そんな事は昔から充分あり得るだろう」という社会一般常識からも、それなりの説得力のある反論になっている処だろう。

 真犯人であっても「自白は強要されたもの」という主張で罪を逃れようとする者は少なからずいる事も、警察も長年の経験で百も承知だろう。
 
 そうだとすれば、なぜ警察は容疑者の自供が強要でなく自発的告白である事を証明する手段に録音や録画を駆使できないのか。それは取り調べの可視化が法制化されていないからだ
 
 何故、法制化されていないかは、ネット上で検索してもらえば分かるが(「小川泰平、取調べの可視化について物申す!」他)が、実現出来ない理由を上げればいくらでも出来なくなるし、絶対実現しようと思えばその為の知恵が生まれる
 
 現在、取り調べの可視化論争では殺人事件も痴漢事件も一緒くたに、「味噌も糞も一緒」状態で論争しているから、永遠に賛否の線路は交差しない。
 
 殺人事件の容疑者取調べだけに限定してでも、早急に可視化の実現を計るべきだろう。

 何故なら被害者の無念容疑者の命が掛っているからだ。冤罪で殺人犯とされれば無実の人間の死刑も有り得るのだから。
 
 とは言っても、取り調べの可視化が法制化されず証拠能力を持たない現状で、更に状況証拠の積み重ねだけで、本人が自供のみが証拠なのであれば、犯人のみが知り得る情報の供述にもっと念を入れるべきだったのではとも思える。
 
 事件当時有希ちゃんが身に付けていた衣類も凶器に使われたナイフはゴミ収集で処分したと供述。犯行に使ったと見られる白いセダン車やランドセルも処分されていが、衣類やランドセルの特徴など自供が始まった時点で、犯人しか知り得ない点をもっと丁寧に慎重に語らせる努力がされていたらとも思う。

 尤も、警察は有希ちゃん失踪の翌日には公開捜査をしているので、ランドセルや衣服の特徴も「公開情報で知った」と言われるかも知れないし、10年以上前の事は例え真犯人でも記憶が曖昧だったり忘れてしまっても不思議ではないし、「犯人しか知り得ない情報」も全て警察の誘導によるものだと主張されても録音も録画もなければ警察に反論の手段がない

 警察は、容疑者から「犯人しか知り得ない情報」を自供させるために、公開捜査情報から意図的に一部情報を欠落させておくだろうが、殺人事件に時効が無くなった今は、10年、20年経っても犯人が忘れそうもない情報を一般公開から外す対策なども更に重要になってくるだろう。

 勿論、今回も警察は自白後慌てて録画をし始めたようで、その一部(全部では都合の悪い部分もあるのかもしれないが、それが自供強要の疑いにも繫がってしまう)法廷でも公開が始まっているが、既に自白を翻すような気配のもので、法制化もされていない事から、証拠能力としての決定的効力は疑問だ。

 勝又容疑者は、かつて今市に住み有希ちゃんと同じ大沢小学校に通っていて、走り去った犯人の車と思われる白い車と同じ車を所有していた。スタンガンの所有?や違法なナイフが自宅から押収され、有希ちゃんの遺体から収集された猫の毛と勝又容疑者の飼い猫がDNA上同種であるなど、検察側の掲げる証拠は偶然の重なりと言うには余りにも小さな確率で、誰でも犯人と思いたくなるのは無理ない。

 しかし、この世は信じられない様な不幸な偶然の連続や、事実は小説より奇なり的出来事や、不運な誤解の連続が起こるのもまた事実だ。
 
 10年間執念を燃やして犯人を追い続けた捜査陣にすれば、早い段階からマークし状況証拠を積み重ねて来て、急に本人から自供が始まった(あくまで警察発表だが)とすれば、やった!となって、詰めを焦ったとしても責められるものではないが、何として犯人を検挙せよ!という至上命令が優先され自供を強要したとすれば同じ種類の猫を飼っているだけで死刑になる不運を負わせる事になる

 「慎重かつ粘り強い捜査を継続し、自信を持って逮捕するに至った」のなら、検察側はさっさと誰もが納得する「動かぬ証拠」を提示して、警察捜査へ不信感を一掃重罪を犯しながら無実を装う狡猾な犯罪者を逃がさないようにして欲しいし、もし捜査陣の中に勝又容疑者犯人説に少しでも疑問が残っているようなら、面子など捨てて謙虚に事件を洗い直す勇気を持ってもらいたいものだ。

 でないと、真犯人がどこかで次の犠牲者を狙っているかもしれない

 ※このブログを書いている間にも、とても人の命の重さを理解していない様な論争が法廷で繰り広げ出していた。

 当時小学1年だった女の子(6)をわいせつ目的で誘拐し、殺害した罪などに問われている君野康弘被告(49)の裁判員裁判が始まった。被告は殺人などについては認めたものの、わいせつ目的については否認した

 おととし9月、神戸市長田区で当時小学1年だった女の子が行方不明になり、12日後、複数の袋に入れられた遺体が近くの雑木林で見つかった事件だが、誘拐、殺人、遺体損壊は認めるがわいせつ目的は否認して法廷で争うという話だ。

 動機が「わいせつ目的」であろう事は多くの状況証拠で想像されるが、動機を物的証拠で証明する事は難しい

 弁護士からわいせつ目的とそうでないのでは量刑が違うとでも吹き込まれたのかも知れないが、問題は被告や弁護士の言い草ではなく、わいせつ目的であるかないかで量刑を争うとしている検察側、弁護側、それを判断しようとしている裁判所、裁判員という構図そのもので、無辜の少女を誘拐し殺害し遺体をバラバラにした行為だけで充分死刑だろう。(実際は、‟罪を憎んで人を憎まず“と、互いの罪を許し合う日本では、絶対死刑はないだろうが

 わいせつ目的でなかったという理由が減刑に繫がるようなら遺族に取っては正に‟「日本死ね!」だろう。

   

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